第二回学校保健安全委員会

2月21日(火)、第二回の学校保健安全委員会が開催されました。
今回は、南第二中学校 スクールカウンセラーの宮本美枝先生を講師としてお招きし、「誰もが悩む!?思春期の子どもとの付き合い方」と題してお話を伺いました。(参加者:42名)
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【思春期とは?】
小学生から中学生までの間に、子どもは児童期から思春期へと変化を迎えます。
それは、子どもから大人へと変化するプロセスであり、その中で親との関係性も変化して来ます。

具体的な時期は、個人差はあるものの女子は早い子では小3くらいから、男子は少し遅めで中1くらいからの子が多いそうです。
いつからいつまで思春期なのか?とは、本人もはっきり意識することはなく、また親から見てもはっきりと区別がつくものではありません。

家庭では
親から見ると→最近子どもが反抗的、できもしないのに偉そうなことばかり言う
子から見ると→いちいち言わなくてもわかっている、自分で考えて行動しているのにうるさい
と気持ちがすれ違い、言い争いなども増えます。

子どもたちは、親から自立しようとするのと同時に、その不安から依存(甘え)が再燃するなど不安定な状態にあります。そうした状態の子どもたちが集まる学校では、不安を共有できる仲間関係を必要とする一方で、お互いの不安定さゆえにぶつかり合うことも多くみられるそうです。

【付き合い方のヒント】

家庭と学校、両方で複雑な人間関係の中にある子どもたち。
「むかつく」と感じるけれど、何が問題なのか自分でもよくわからないことも、この時期には多いそうです。
たまったストレスは、心理的な反応だけでなく、身体的な不調や問題行動として現れることもあります。

それに対して大人ができることは、まず「聞く」こと。
よかれと思ってすぐに助言をしてしまいがちですが、まずはしっかり話を「聞く」ことを心がけ、はっきり意識できないでいる問題点を、自分で意識できるよう手助けするのが大切だそうです。
その前段階として、思春期に入る前に、親子関係が確立している=「安心して自分のことを受け入れてくれる大人がいる」状態にしておくと良いそうです。
なにげない会話を大切に、うるさがられるようになったら声かけ程度でもよいので、見ているよ、というメッセージを伝えていくことが大事だとのお話でした。

思春期の子どもたちは、困ったことがあると、友達など子ども同士で相談することが多くあります。悩んでいる本人でなくても、相談された子どもが「抱えきれない」と感じて周りの大人に相談することができれば、大きな問題につながる前に一緒に解決できる可能性が増えます。

 

宮本先生は、スクールカウンセラーとして南第二中で長年勤務されており、実際に学校で起こったエピソードなどもまじえてお話いただきました。

また、後半は、熊本地震後に現地で子どもたちのケアにあたられた経験から、大きなショックを受けた際の子どもの反応や接し方についてのお話も伺うことができました。

本格的な思春期でのぶつかり合いの前に、小学生の親である今できることのヒントをたくさんいただき、有意義なお話でした。また、親として日々考え悩みながら子どもに接している中、プロとしての視点でこのように寄り添い支援していただける存在があるということは、とても心強いと感じました。
ありがとうございました。