学校保健委員会だより  ~ネット・ゲーム依存について~

今回は、学校保健委員会より

~ネット・ゲーム依存について~の講義を聞いてきました!

講師は30年間の教員生活を経て、現在は

PAS À PASの代表でもある 臨床心理士・公認心理師 中島珠実先生です。

 

まずは先生のお話からです。

ゲーム依存の子供をカウンセリングするためには、まずはその子供が

もっているゲームの事を知る必要がある。

そして、先生自身がパズドラにはまっていきました・。

すると、課金をする子供の気持ちが誰よりも理解できたそうです。

そして、次に多肉植物にもはまられたそうです。

最初から先生自身の色々な話をしてくださったため、ぐっと前のめりになって参加者は話を聞いていました。

本題は、ネット・ゲーム依存についてのお話でした。

私の娘も ユーチューブを見たり、タブレットのゲームをやっており、

非常に興味深い内容でした。

先生の話の中で、止めないといけないって思った時に止めれるかどうかが

依存かどうかの判断になるそうです。

(先生はパズドラを止めれたので依存ではないそうです)

 

ここで先生より質問がありました。

 

 

自分の子供がゲームをする時間を破ってしまっていた時、

あなたはどうしていますか?

1.止めなさいと怒る

2.ゲームを取り上げる

3.ゲームを取り上げた挙句、隠す

4.放っておく

5.ゲーム機のコンセントを抜く

 

ちなみに私は3です。

 

ちなみに正解はどれも良くありません。一方的にどうこうするのではなく、

きちんとコミュニケーションをとって、自分からやめるようにさせないと

毎回同じ繰り返しとなります。

ちなみに、3のゲームを隠す手段ですが、ゲームを隠した所で、必ず見つけ出してくるので、

こどもにとって宝探しのゲームも加わった感じになってしまっています。

 

先生に教わった大事な事は、きちんと子供と親と一緒になってルールを決める事。

 

親が勝手にルールを決めたのでは意味がなく、子供が自分から時間を決めてやることが大事です。

 

そしてそのルールを破ったときはどうするか?そこまで決めましょう。

 

そのルールを両者合意により、変更する事は構いません。

子供も一人の人格です。それを無視したルールや、親からの一方的な内容では、

もちろん子供も反発します。

また、子供がやっているゲームや、ネットの内容を知る事も大事です。

何も理解していない親から一方的に言われるとやはり子供は反発してしまいます。

何がおもしろいの?

どういったゲームなの?

と聞き、

子供が知っている事に興味を持つと、少しは理解してくれているかも、と嬉しくなるのではないでしょうか。

むしろもし、子供よりゲームができたりすると尊敬されることもあるかもしれません。

先生が話された事で一番心に刺さったのは、

 

ゲームもネットも、スポーツも、勉強も一緒。

スポーツをずっとやっても怒られないけど、ゲームなら怒られる。

勉強なら怒られない。ユーチューブは怒られる。

 

それって良い悪いの価値観は親が決めてますよね?

 

子供からすると、楽しい事をやっているだけ。

 

でも、ゲームばっかりやってて社会から取り残されたりしてしまったら

やはり親は心配になるので、

ご家庭できちんとしたルール作りをすることをお勧めいたします。

 

冬休みなどを利用して、親子でゆっくり考えてみてはいかがでしょうか。

校長先生と島田先生。校長室まで押しかけて写真を頂きました!

 

ご講演ありがとうございました!!