2Bブロック笑顔交流会

日時:令和4年 12月 4日(日) 10:00~
場所:南中学校 体育館

この日、参集では3年ぶりとなる、2Bブロック交流会が行われました。
今回は、坊ちゃん劇場・アウトリーチ部の皆さんをお招きして「楽しい活動を通じて、参加者のみんなが笑顔になる」のテーマのもと、民話劇の鑑賞やワークショップを通して交流しました。テーマどおり、和気あいあいとした楽しい交流会でした。

 

まずは、民話劇を2作品上演していただきました。一つ目は「へやの起こり」。おならが大きくて爆風を起こしてしまうお嫁さんのお話ですが、「欠点も見方を変えれば違ったことに活かせる」という教訓が込められていました。二つ目は、知っている人も多いお話、「三枚のおふだ」でした。舞台の上には椅子が一つだけ。場面の背景も、道具もない舞台の上で、表情豊かに、体を大きく使って表現していました。臨場感あふれる舞台に、みんな引き込まれました。

 

続いてワークショップに移り、まずはウォーミングアップです。参加者みんなで、身体をほぐし、唇や舌を動かす発音練習をしました。コロナ禍でマスク生活が長くなり、誰もが、表情筋や口の周囲の筋肉を動かすことが減っています。ぜひ、意識的に動かしてほしい、とのことでした。

ほぐれたところで、次はコミュニケーションのトレーニングです。「〇〇です。よろしくね」と周囲の人と、どんどん挨拶を交わしていく、朝食に食べた物が同じ人を探してグループを作っていく、同じ生まれ月の人を、言葉を使わずジェスチャーでやり取りして探す、といったトレーニングをしていきました。初めは、初対面の人たちとのやり取りに遠慮がちだった参加者の皆さんも、お互いに話しかけたり、言葉以外で意思疎通したりと、やり取りを重ねていくうちにどんどん楽しい雰囲気になり、積極的にコミュニケーションを取るようになっていきました。

また、「道具を使わずジェスチャーで表現」のコーナーでは、縄はないけれど、あるものとして長縄跳びにチャレンジしました。グループに分かれて練習し、縄はないのに本当に跳んでいるように見えるから、びっくりです!見事に跳んでいました。

 

こうして盛り上がった後、最後に朗読劇にチャレンジしました。「あっ、あれ何だ!」と驚きの何かを発見する場面のお芝居で、「あれ」は各グループ内で相談して決めます。名前を言わずに「あれ」を表現するヒントを考え、せりふだけで「あれ」が分かるように表現します。見ているお客さんに「あれ」が何かうまく伝わるようにするのは、本当に難しかったです。

発表してくれたグループは、表現がとても上手で、「あれ」がすぐにお客さんに伝わったようです。楽しいワークショップの時間はあっという間に過ぎ、時間が足りないくらい盛り上がりました。

最後に、坊ちゃん劇場・アウトリーチ部の皆さんからのお話がありました。「コロナ禍で人と接すること、交流することが控えられてきましたが、きっといつか以前のような交流を持てる日が来るので、その時に向けて、やはり人とのコミュニケーションは大切にして欲しい」という言葉が印象的でした。

人とのコミュニケーション、というと、最近は遠慮がちになっていますが、このようなワークショップを経験して、改めて人とのやり取りを楽しむ機会が大切だと感じました。

貴重な機会を提供していただき、ありがとうございました。